歯並びは見た目に大きな影響を与えるだけでなく、虫歯や歯周病など口内の健康や、体の歪や視力の低下など全身の健康にも影響を与えます。また、外見や発音、咀嚼の音が出やすいなどを気にして内向的な性格になりがちとの報告も。多くの場合、歯列矯正を行うことで緩和することができますが、まずどの歯科医院に依頼するかを決めなければなりません。歯科クリニックの数はコンビニより多いといわれる身近ですが方針や技術力はマチマチであり、満足度の高い矯正を希望するなら、大いにこだわるべきポイントです。そこで、ここでは歯列矯正のためのクリニック選びについてお伝えしていきます。

歯科の種類と特徴

病院には整形外科や内科、麻酔科など細分化されていますが、歯科も例外ではありません。一般的に4つに分類されますが、それぞれ詳細を見ていきましょう。

一般歯科

虫歯を治療や抜歯、義歯・入れ歯の作成、歯石のクリーニングなどお口のトラブルを解決する専門家です。歯医者といえばこのタイプを想像する方も多く、大人から子供までもっとも身近な存在といえるでしょう。

小児歯科

小児科があるように18歳までの子供たちを対象とした専門歯科であり、2006年より専門医制度もスタートしています。一般歯科と比べ、成長発育などの知識が豊富で、行動科学やコミュニケーション力にも重きをおいています。

矯正歯科

矯正を検討している方に関係の深い科であり、時間はかかりますが健康な歯を活かしながら骨格も含めてバランスを整えるという傾向があります。一般歯科のような歯科治療は行っていないため、矯正以外にトラブルがあるなら両方に通わなければならないことも。一般歯科と提携している矯正歯科もあるので、矯正以外のトラブルに備える意味でも提携のある医院を選ぶことをおすすめします。

審美歯科

美容外科のように美しさを追求した歯科であり、矯正歯科と違って短期間に結果を出すために健康な歯が犠牲になることも。また、自由診療がほとんどであり、費用面でも負担が大きいことも特徴です。

矯正歯科を選ぶポイント

自分に合った矯正歯科を探すなら、まずはチェックポイントを確認することが大切です。

1 経験が豊富

知識はもちろん臨床の経験も豊富といった歯科医を選ぶことが大切です。近隣で開業から何年も経っているクリニックや、評判のいいクリニックを探すのもいいですが判断に迷ったら、専門に学んでいる「矯正歯科専門開業医」を選ぶのもおすすめです。

2 説明が丁寧

治療を始める前に、治療計画や総額だけでなく追加費用の有無も含めた費用などを分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれる矯正歯科を選びましょう。わからない点について質問した際に、納得が行くまで説明してくれるかも同じく大切。また、メリットだけでなくデメリットについても包み隠さず話してくれるとさらにいいですね。事前にコミュニケーションが取れない歯科医では、トラブルが起きた際の対応にも不安が残ります。

3 清潔

口の中は粘膜なので皮膚よりも感染症のリスクが高い場所です。院内の掃除が行き届いている、器具の管理を徹底している矯正歯科を選びましょう。ホームページに対応を記載している場合も多いので、まずは確認してみましょう。

4 アフターケア

矯正器具装着後のブラッシング指導や、完了後のメンテナンスなどアフターケアにも力を入れており、常に安心して治療に専念できる環境がおすすめです。

5 通院のしやすさ

どんなに理想の矯正歯科であっても休診日や立地など通うのが難しい場合もあります。矯正の治療は長い時間がかかり、定期的に通院する必用があるため、この点もよく検討する必要があります。

6 比較する

一度相談すると、なんとなくその矯正歯科で治療を始める流れになりがちですが、いくつかの歯科で相談し比べることも大切です。必ずいくつかの矯正歯科を訪れ、方針や料金、歯科医との相性などを比較し自分に一番あったものを選びましょう。

矯正歯科専門開業医とは

日本臨床矯正歯科医会が認めた、一定以上の経験があり知識も豊富な矯正の専門歯科医師です。日本臨床矯正歯科医会のホームページから地域別に検索することができ、気軽に矯正歯科に特化した歯科医を探すことができ便利。専門医制度をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。

まずは相談から

「矯正が必要?」と迷ったら、まずは矯正歯科で相談から始めましょう。もちろん、その場で決断する必要はなく、じっくりと考え決断を出すことができるためご安心ください。「費用の安いところがいい」という声も聞かれますが、歯科医の腕や知識によって結果も必要となる時間も大きく左右されます。必ず、いくつかの矯正歯科で相談し、納得のいく矯正歯科に依頼することをおすすめします。